酪農家らくのうかの仕事

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酪農家らくのうかの一日

牛たちはどんな場所で暮らしているんだろう?牛乳はどうやってできるんだろう?
さあ、牧場の一日を体験してみよう!
わたしたちが毎日飲んでいる牛乳は、こんなふうにして生まれているんですよ。

AM午前中

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それぞれの作業の時間帯はひとつの例です

PM午後

毎日、牛と向き合い、牛にとって
良い環境かんきょうを整えることで、
安心・安全でおいしい牛乳を
みんなに届けることができるんだよ

いつも家族といっしょに
仕事ができてうれしいわ

牛舎ぎゅうしゃ のそうじ

酪農家らくのうか の1日の最初の仕事は、 牛舎ぎゅうしゃ のそうじです。 牛舎ぎゅうしゃ 清潔せいけつ にしておくことは、牛たちのためにも、しぼる 生乳せいにゅう のためにも、とても大切なこと。手際よくきれいにしていきます。

牛たちが 清潔せいけつ 牛舎ぎゅうしゃ で気持ちよく
すごせるから、良い 生乳せいにゅう がしぼれるんだよ。

生乳せいにゅう
乳牛からしぼったまま、
何も手を加えていない乳

▲牛が健康でいられるよう、いつもキレイにしています

▲きれいな 牛舎ぎゅうしゃ では牛がリラックスして横になっています

▲「牛舎ぎゅうしゃのそうじ」の動画を見る

エサやり

牛のごはんは、牧草類ぼくそうるいと、穀物こくもつ配合飼料はいごうしりょうなど。エサによって、牛乳の量や栄養や味がかわるので、 酪農家らくのうか は毎日、牛がエサをどれだけ食べたかしっかり見ています。

食欲が落ちる夏は、夏バテしないように栄養たっぷりのご飯にしたり、季節や体調に合わせて工夫しているのよ。

▲牛は1日に30kgのエサを食べます

▲家族みんなで協力して1日4回ほどエサをあげます

▲「エサやり」の動画を見る

▲「エサやり」の動画を見る

▲「エサやり」の動画を見る

▲「エサやり」の動画を見る

搾乳さくにゅう

搾乳さくにゅうは1日2回、お乳をきれいにした後、“ミルカ―”という機械を付け、1頭ずつ順番にしぼります。1頭から1日当たり約30ℓの 生乳せいにゅうがしぼられます。給食で飲む200mℓのパックで、約150人分の乳量です。しぼった生乳せいにゅうは品質を守るために“バルククーラー”という機械ですぐに冷やされます。

1日2回搾乳さくにゅうしている酪農家らくのうかがほとんどだけど、
2回以上搾乳さくにゅうしている酪農家らくのうかもいるよ

▲乳をしぼる機械「ミルカー」

▲牛のお乳を消毒しています

▲「ミルカー」を牛のお乳に取り付けています

▲しぼった生乳せいにゅうを冷やす「バルククーラー」

▲「搾乳さくにゅう」の動画を見る

生乳せいにゅうの出荷

酪農家らくのうかがしぼった 生乳せいにゅうは、タンクローリー車と呼ばれる生乳せいにゅうを運ぶトラックで酪農家らくのうかより集められ、10℃以下に冷やされたまま乳業にゅうぎょう工場へ運ばれます。

酪農家らくのうか品質管理ひんしつかんりがとても大切!
だから酪農家らくのうかの温度や取りあつかいに気をつかうんだね。

▲ローリー運転手がアルコール検査をしています

▲ローリー運転手が目視で牛乳の状態を確認しています

▲「生乳せいにゅうの出荷」の動画を見る

仔牛こうし哺乳ほにゅう

仔牛こうしを出産したばかりの母牛からはじめて出る乳「初乳しょにゅう」には、細菌やウィルスから体を守る物質が多くふくまれているため、しっかり飲ませます。 1週間くらいたつと仔牛こうしの成長をうながすために、栄養価の高い粉ミルクをあげます。

仔牛こうしの生まれた時の体重は40kg
1日4ℓもミルクを飲むんだよ。

▲牛用の哺乳瓶ほにゅうびんを運んでいます

哺乳瓶ほにゅうびんを柱に固定しています

▲「仔牛こうし哺乳ほにゅう」の動画を見る

飼料しりょうづくり

乳牛の主食は牧草です。酪農家らくのうかが自分の畑でつくった飼料しりょうを、自給飼料じきゅうしりょうといいます。 牛が好む草を季節に合わせて作付けをします。牛の糞尿ふんにょう微生物びせいぶつの力で分解されて、数カ月後には「堆肥たいひ」と呼ばれる肥料になります。 牛の肥料が牧草を育て、その牧草が牛を育てます。そんな自然の循環じゅんかんから生乳せいにゅうは生まれます。

牧草に乳酸菌にゅうさんきんをかけてラップに包んで発酵はっこうさせると
美味しいエサの出来上がり!

【作付け】
田畑に作物を
植えつけること。

▲牧場横の畑で牧草を育てています

▲「飼料しりょうづくり」の動画を見る

▲「飼料しりょうづくり」の動画を見る